長期的に疾患活動性は持続しますが、著効する治療法がないため予後不良です
一部の軽症例を除くと、繰り返す発熱・筋炎、発育障害、進行性の脂肪筋肉萎縮・関節拘縮などによりQOLが著しく低下するため重症例では若年での突然死もありえます。
疾患の典型例においては、以下の様な進行パターンに分類できます
軽症パターン:発達発育障害を認めず、萎縮・拘縮も軽度。発作時も全身状態が良好で、発疹も非露出部のみ。
重症パターン:低身長などの発育障害を認め、萎縮・拘縮も高度。発作時に倦怠感や筋炎、肝障害などを伴う。顔面など露出部の発疹が目立つ。
最重症パターン:早期より萎縮・拘縮が進行。心肺機能が低下し酸素吸入を要する。突然死するリスクがある。